「Hill walking」カテゴリーアーカイブ

Trans-Japan Alps Race

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2008年7月21日
槍の小屋で、13時過ぎに、こんな人に出会いました。聞いてみると、立山を午前0時に出発したとこと。えぇーーー。Trans-Japan Alps Race の選考会だそうです。日本の山は、歩くんじゃなくて、走る時代にも突入してます。
概要は、以下のとおりだそうです。
立山雄山山頂を、0:00に出発。
コース:立山(雄山)→薬師岳→黒部五郎岳→槍ヶ岳→上高地(河童橋)
データ:距離:73.8Km、コースタイム:40時間10分
目標タイム:24時間6分以内 コースタイムの60%
この選手、上の目標タイムを大幅に上回ってますね。たぶん、16時前には上高地に着いているでしょう。
本番は、日本海から太平洋まで、一週間。
・日本海/富山湾・早月川河口~馬場島~北ア(剣岳~槍ヶ岳)~上高地・関門◎〔8/12 9:00 2.5日目〕
・上高地~境峠~木曽駒高原スキー場~中央ア(駒ケ岳~空木岳)~駒ヶ根~市野瀬・関門◎〔8/14 19:00 5日目〕
・市野瀬~南ア(仙丈岳~茶臼岳)~畑薙第一ダム~井川~笠張峠~静岡~太平洋/駿河湾・大浜海岸(ゴール) ◎関門〔8/17 24:00 8日目〕
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で、本レースの結果は、以下のとおり。紺野さんは、二位。パチパチ!!
しかし、すごいタイムですね。
総合順位 ゼッケンNo. 住所 氏名 年齢〔歳〕 男・女 ゴール〔日 時 分〕 備考
1 4 群馬 田中 正人 40 男 5日10時間32分 男子優勝       大会新記録
2 15 千葉 紺野 裕一 33 男 5日18時間20分             大会新記録
3 9 群馬 駒井 研二 34 男 6日07時間57分  
4 21 神奈川 飴本 義一 42 男 6日14時間35分  
5 3 東京 間瀬 ちがや 41 女 6日21時間11分 女子優勝
6 13 群馬 田中 陽希 24 男 6日22時間55分  
7 19 東京 須田 忠明 39 男 7日10時間42分  
8 2 長野 飯島 浩 39 男 7日14時間21分  
8 7 愛知  岩瀬 幹生 53 男 7日14時間21分  
9 25 群馬 星野 緑 34 女 7日15時間31分  
10 23 東京 鈴木 基 44 男 7日15時間46分  
11 20 東京 湯川 朋彦 41 男 7日17時間25分  
11 14 北海道 西岡 利泰 26 男 7日17時間25分  
12 16 三重 宮崎 崇徳 34 男 7日20時間11分  
13 12 東京 山北 道智 21 男 7日22時間35分  
・ 24 埼玉 伊藤 奈緒 31 女 ・・・ 南ア/畑薙第一ダムでリタイア
・ 22 東京 実井 孝明 43 男 ・・・ 南ア/仙丈岳でリタイア
・ 26 徳島 平井 小夜子 45 女 ・・・ 中ア/駒ヶ根高原/菅の台でリタイア
・ 18 千葉 宮下 晋 36 男 ・・・ 中ア/宝剣岳でリタイヤ
・ 8 埼玉  加藤 幸光 54 男 ・・・ 北ア/上高地でリタイア
・ 17 長野 志村 郷 35 男 ・・・ DNS
レース結果 

青森 山と海と温泉

奥入瀬・十和田湖 2008年8月12日
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新幹線で八戸へ。レンタカーを借りて、まずは奥入瀬渓谷から十和田湖へ。奥入瀬渓谷を散歩した後、十和田湖で観光遊覧船に乗る。しかし、きれいな水。八甲田山麓の酢ヶ湯温泉泊。宿は、旅館部と湯治部にわかれており、湯治部に宿泊。湯は、名のとおり、なめるとレモン水のような味がある。ヒバ千人風呂という混浴の大きな浴槽。白濁した湯で、ほんの数分で、体全体があったまり、体によさそう。この温泉は、おすすめ。
八甲田山 2008年8月13日
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酸ヶ湯温泉から、八甲田山大岳へ。仙人岱経由で、大岳山頂まで。登りは快晴。大岳から、上毛無、下毛無。毛無とはよく言ったもので、ゆったりとした湿原が広がる。下山後、酸ヶ湯温泉で、一風呂。この温泉。ほんとにいい。弘前で、ちょっと寄り道したあと、岩木山麓の鯵ヶ沢キャンプ場へ。立派なオートキャンプ場。農村景観活用交流施設といい、農業農村活性農業構造改善事業(農林水産省所管)と、口がかみそうな事業でつくられたらしい。キャンプ場内に地元の産品を売る売店があったが、休業状態だった。夕食は、五能線の鯵ヶ沢駅前で。めばるがうまかった。
岩木山神社・竜飛岬・丸子三内遺跡 2008年8月14日
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朝、キャンプ場の朝焼けがきれい。岩木山も見通せる。さて、岩木山神社から登山開始。ところが神社の境内を通過するころからかみなりとともに雨が。神社をすぎてスキー場の下に着いたころには、きつい雨に。雨の中、4時間の登りはイヤ。ということで、登山は中止。ドライブに切り替える。青森、津軽でドライブといえば、竜飛岬でしょう。強い雨の中を十三湖経由、竜飛岬へ。有名な階段国道をちょっとだけ歩く。引き返して青森、丸子山内遺跡によって鯵ヶ沢へ。この雨の中、テントで寝るのはイヤということで、鯵ヶ沢の宿へ。今夜もまた温泉。
白神山地 2008年8月15日
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ようやく雨もあがり、今日は白神山地へ。ビジタセンタへよった後、暗門の滝遊歩道へ行こうとしたら、雨のため遊歩道は閉鎖。ブナ林散策道を散歩。その後、津軽峠まで、地道を走って、ブナ林を遠望。マザーツリーなるものを見る。ハコ物行政と少々無理のある観光スポット化が感じられ、あまり印象がよくなかった。白神のほんとうの魅力は、また、別途味わいたいものだ。八戸への帰路、黒石温泉郷温湯の共同浴場で一風呂。共同浴場自体は、近代的な建物だったが、周辺には客舎と称した旅館が点在していた。湯治の宿だ。町自体は、活気がなく寂れた感じ。八戸に戻り、駅前の漁船の船長の店との居酒屋で夕食。うたいものの真イカは、本日休漁。残念。メニューには、取れるまでお待ちくださいとか来期12月とかのステッカーが貼られていた。なんとなく良心を感じる店だった。
■ Photo 機材は、D60+18-55 VR, R8

富士山 2008年8月2日

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「一度も、登らぬバカ、二度登る馬鹿」と、よく言われる富士山へ。これは、確かによく言ったもの。午前2時に、河口口湖五合目から歩き始める。七合目あたりで、日の出。一部、溶岩が露出した砂礫の道。赤茶けた地肌が印象的。そうだ赤富士だ。山小屋は、強風対策のためか要塞のよう。頂上直下は、登山者で自然渋滞。下りは、砂地の道を快適に下山。ほこりの多いのが難点。結論は、最初の一言につきる。
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北アルプス表銀座 燕・大天井・槍 2008年7月19日から21日

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例年この時期は、仕事のため山へ入れなかったが、ことしはOK。久しく、梅雨明けの北アルプスへは行ってないので、温故知新の表銀座へ。槍は、北鎌、西鎌から登っているが、東鎌は初めて。合戦尾根は、いつ登っても、急登。合戦小屋のスイカがうまかった。昔はリンゴだったんだけど。燕山荘の直下には、まだ、雪。今年は、雪が多い。大天井までの稜線を、ウトウトしながら縦走。コマクサが群生している。昔は、こんなに多くなかった記憶が。あと、稜線にダケカンバの小さな木が。気候の変化の性かな。翌日は、雲後小雨。途中で虹を見た。めずらしい。先着順の槍の肩のテン場を確保。槍の穂に登ったが何もみえず。槍の頂上は、ずいぶん小さくなった気がする。翌朝は、快晴。富士や南も見える。残雪の残った槍沢を気持ちよくくだって、歩きなれた横尾・徳沢・明神・上高地へ。帰りのバスを待つ時間に、温泉でさっぱり。いやぁ、さすがに表銀座という名にはじない、いいコース。
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出羽三山 2008年7月12日から13日

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昨年は、台風の余波で登れなかった月山。ことしこそはということで、再度、チャンレンジ。羽黒山は、ことしも雨。月山への登り始めは、ガスの中。山頂につくころには霧も晴れ、沈む夕日と昇る朝日の両方が見られた。下りのあちこちには、残雪が。さすがに、夏スキーのメッカ。道は、かなりよく整備されている。いろんな花を楽しみ湯殿山まで。まだまだ現役の信仰の山だった。
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旭川・大雪山・富良野・美瑛 2008年6月13日から15日

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初めての北海道。旭川に入って、まず、お決まりの旭山動物園へ。昼食は、旭川ラーメン。北鎮記念館を見学して、層雲峡へ。
翌日、ロープウェイとリフトを乗りついで、黒岳7合目へ。曇り。黒岳頂上までは、半分程度、道は雪の下。黒岳から北海岳へ向う。北海沢も、まだまだ雪の下。北海岳頂上につくと、霰が降り出してきた。早々に退散。黒岳を経て、層雲峡に戻る。
翌朝、15日。快晴。今日は、富良野、美瑛の観光。ファーム富田、佐々木ファームへ。ラベンダーには、まだ、早かったけど、北欧を思い出すさわやかな天気の中、花を楽しむ。昼は、富良野の唯我独尊というところのソーセージ・カレー。その後、美瑛周辺をドライブ。美瑛でお茶。前田真三の写真ギャラリー拓真館をのぞいて、空港へ。
花のシーズンには、ちょっと早かったし、大雪山も中途半端に終わったけど、北海道・旭川周辺を満喫した3日間でした。
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しゃくなげと残雪の谷川岳

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しゃくなげと残雪を求めて谷川岳へ。高崎から上越線で水上。バス、ロープウェイで天神平へ。天神平の積雪は、50cmくらい。ちょっと、ひよってリフトで稜線へ。稜線沿いに、登っていくと、頂上直下には、まだ、かなりの残雪。西黒尾根を下る。ところどころ夏道がでていなくて、ルートファインディングが必要。ラクダのコルから下にも、残雪が。ちょっと渋くて、ちょっと消耗した下り。でも、しゃくなげを満喫。
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仙洞寺山 植林

仙洞寺山での植林に参加。フォレスト21「さがみの森」の主催。植林のやり方の説明を受けた後、準備作業。昼食には、トン汁を作っていただいた。その後、いざ植林へ。受け持ち区域は、かなり急な斜面。シカの食害をふせぐためのカバーをかぶせて、無事終了。さて、どんな木に育つってくれることやら。
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八ヶ岳 硫黄岳

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日本南岸を低気圧が通過した直後、天候も持ち直すという天気予報の中、稲子湯、しらびそ小屋、本沢温泉、天狗岳を経て、渋の湯を予定して、八ヶ岳へ。
21日朝、小海に到着したときは、雨、タクシーで稲子湯へ入る途中に雪に。稲子湯からしらびそ小屋までは先行パーティのトレースがあったものの無雪期のコースタイムを大幅に超過。しらびそ小屋から本沢温泉までは、先行パーティもなく、スノーシューをつけていても、すねまでのラッセル。無雪期、1.5時間との標識がある行程に3時間を費やした。
夕食時に、夏沢鉱泉から本沢温泉までこられたパーティに聞くと、夏沢鉱泉から11時間ラッセルの連続だったとのこと。無雪期のコースタイムは、登り1時間、下り40分。本沢温泉では、2日間雪が降り続き、積雪量70cmという話であった。
翌日、とりあえず夏沢峠まで登って様子を見ることにし、出発。昨日のつけてもらったトレースのおかげで、2時間半程度で夏沢峠着。峠で、夏沢夫婦二人ずれのパーティに出会う。天狗岳へ行こうとしたが、トレースがなく、硫黄岳へ変更したとのこと。われわれも、硫黄岳へ変更、夏沢鉱泉へ下山ルートを変更。夏沢峠から硫黄岳へは、この朝、先のパーティが初めてで、トレースの消えた中をラッセルしてもらった後を登らせてもらう。感謝、感謝。
硫黄岳の頂上で、快晴のパノラマを堪能。夏沢峠へとってかえし、夏沢鉱泉へ下る。昨日、ラッセルをしてもらっていたおかげで楽々と夏沢鉱泉へ到着。すれ違うパーティの皆さんは、昨日の苦労をしるすべもなく、快晴のポカポカ陽気の中、気持ちようさそうに夏沢峠へ登っていかれる。夏沢鉱泉から、鉱泉への送迎雪上車でラッセルされた林道を下り下山。途中で、雪上車に出会う。
帰りのタクシーの運転手さんによると、今回のような雪を、彼岸雪というのだとか。しらびそ小屋から本沢温泉の間のラッセルで、すこしは貢献したが、どか雪の後のラッセルの厳しさの一端を経験した。二組の先行パーティに、感謝、感謝の山行だった。
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