八ヶ岳 硫黄岳

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日本南岸を低気圧が通過した直後、天候も持ち直すという天気予報の中、稲子湯、しらびそ小屋、本沢温泉、天狗岳を経て、渋の湯を予定して、八ヶ岳へ。
21日朝、小海に到着したときは、雨、タクシーで稲子湯へ入る途中に雪に。稲子湯からしらびそ小屋までは先行パーティのトレースがあったものの無雪期のコースタイムを大幅に超過。しらびそ小屋から本沢温泉までは、先行パーティもなく、スノーシューをつけていても、すねまでのラッセル。無雪期、1.5時間との標識がある行程に3時間を費やした。
夕食時に、夏沢鉱泉から本沢温泉までこられたパーティに聞くと、夏沢鉱泉から11時間ラッセルの連続だったとのこと。無雪期のコースタイムは、登り1時間、下り40分。本沢温泉では、2日間雪が降り続き、積雪量70cmという話であった。
翌日、とりあえず夏沢峠まで登って様子を見ることにし、出発。昨日のつけてもらったトレースのおかげで、2時間半程度で夏沢峠着。峠で、夏沢夫婦二人ずれのパーティに出会う。天狗岳へ行こうとしたが、トレースがなく、硫黄岳へ変更したとのこと。われわれも、硫黄岳へ変更、夏沢鉱泉へ下山ルートを変更。夏沢峠から硫黄岳へは、この朝、先のパーティが初めてで、トレースの消えた中をラッセルしてもらった後を登らせてもらう。感謝、感謝。
硫黄岳の頂上で、快晴のパノラマを堪能。夏沢峠へとってかえし、夏沢鉱泉へ下る。昨日、ラッセルをしてもらっていたおかげで楽々と夏沢鉱泉へ到着。すれ違うパーティの皆さんは、昨日の苦労をしるすべもなく、快晴のポカポカ陽気の中、気持ちようさそうに夏沢峠へ登っていかれる。夏沢鉱泉から、鉱泉への送迎雪上車でラッセルされた林道を下り下山。途中で、雪上車に出会う。
帰りのタクシーの運転手さんによると、今回のような雪を、彼岸雪というのだとか。しらびそ小屋から本沢温泉の間のラッセルで、すこしは貢献したが、どか雪の後のラッセルの厳しさの一端を経験した。二組の先行パーティに、感謝、感謝の山行だった。
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「八ヶ岳 硫黄岳」への2件のフィードバック

  1. いえ、いえ。ほとんど息たえだえでした。硫黄岳の先行パーティは、20代?の若い夫婦ずれの人で、まったくついていけませんでした。

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